Event
06/12
2018

【7月4日開催報告】第68回STIG PoPセミナー/オープン・サイエンスと科学の企業化:日英独国際調査に基づく実証分析/Openness and Commercialization in Science: Evidence from Scientist Survey in Japan/UK/Germany


【開催報告】科学の「商業化」と「オープン化」は科学・学術政策の重点分野であるが、両者の間には基本的な対立が存在する。本セミナーでは日米英独の4カ国における2004ー2016年にかけてのサーベイ・データに基づき、科学者の商業化・オープン化に関する規範・行動の変化について議論した。主な結論として、(1) 商業的活動への関与によるオープン・サイエンスへの直接的影響は日本では限定的であること、(2) 一方で、有意な間接的影響(科学分野レベルの商業化傾向が、オープン・サイエンスと負に相関する)が観察されること、(3) この影響は若手研究者においてシニア研究者に比べて比較的顕著であることが説明された。以上の傾向は学術研究の基盤を弱体化する可能性を踏まえ、様々な政策の方向性が議論された。

■日時:2018年 7月4日(水)11時~12時30分
■場所:伊藤国際学術研究センターB1F ギャラリー1
■言語:日本語(適宜、英語に訳します)
■参加費:無料

演者:柴山 創太郎
Senior Lecturer,
School of Economics and Management
Lund University (Sweden)


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【概要】科学の「企業化」と「オープン化」は最近の科学・学術政策の重点分野であるが、両者の間には基本的な対立が存在する。本セミナーでは日英独3カ国の国際比較調査データに基づき、科学者の企業化・オープン化に関する行動を分析し、最近の科学・学術政策の影響について議論する。

Open science is a fundamental scientific norm, prescribing unconditional sharing of scientific discoveries and resources among academic scientists. However, the past decades have seen a growing orientation toward commercialization and privatization of science. In this seminar, I discuss a fundamental conflict between commercialization (private ownership) and openness, drawing on a sample of university scientists in Japan/UK/Germany. I investigate the evolution of norms and behaviors in commercialization and openness under the current policy context. The result suggests that commercialization is indeed in conflict with openness, potentially leading to the fragmentation of science. Policy implications are discussed.

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