インタビュー2015

インタビュー:2015

STIGプログラム 修了生から後輩へのメッセージ

 

公共政策学教育部 専門職学位課程修了
(国立国会図書館)

田幡 琢磨さん

「科学技術イノベーション政策の科学」はあなたに決して無関係ではありません。例えば、科学技術政策、教育政策や産業政策、行政組織の設計、科学哲学、いわゆる基礎研究と応用研究…本当に様々な分野に関係しているのがSTIGのプログラムです。きっと、あなたが今持っている関心にもつながっているはずです。このことは同時に、問題に対する様々な切り口を提供してくれることも意味します。

あなたが使っている言葉は、本当に他の人に通じていますか。STIGで色々な分野・幅広い年代の人と議論する中で、社会科学と人文学、理学と工学、そしてその大括りの学問領域の中でさえ、お互いの考える方法が大きく違うことが分かります。一緒にプロジェクトに取り組んでいく中で、なんとなく相手の考える方法や相手に伝わりやすい表現の仕方が分かってきます。そして、皆が納得する結論を出すことがいかに難しいかも。自分が社会の中心の一員になっていくと思っている人にこそこの経験して欲しいです。

もし、あなたが大学院で「実力を付けたい」と思っているのなら、STIGは十分な機会を提供してくれるはずです。その機会を十分に活かして考え、学び続ける。そういう気概のある後輩にコースを充実したものにしていっていただけたら修了生としてうれしく思います。

いつか今度は科学技術政策の実務の世界で、STIGの修了生と一緒にプロジェクトに取り組めることを楽しみにしています。