バイオエコノミーセミナー
03.04.2025

第165回STIG PoPセミナー/第29回バイオエコノミー勉強会(応用編)「バイオxアート」


OECDで2009年のバイオエコノミーに関するレポートが作成されて以来、欧米各国ではバイオエコノミーをキーワードとする政策文書が策定され、バイオエコノミーに対する機運が高まっている。日本でも「2030年に世界最先端のバイオエコノミー社会を実現」することがバイオ戦略2019で謳われ、様々な施策が展開されている。2024年6月に更なるバイオエコノミー市場の拡大を目指し、「バイオエコノミー戦略」(2024年6月3日 統合イノベーション戦略推進会議決定)が公表された。バイオエコノミー社会の実現は、バイオファーストな価値観への転換や製造工程や社会構造の変革など、社会全体としてのトランスフォーマティブイノベーションを伴う。このため、多様なステークホルダー間でバイオエコノミーに関する様々な側面について議論していく必要がある。

本セミナーでは、2020年9月より、バイオ戦略で取り上げられている施策を中心に、日本が取り組んでいるバイオエコノミーについて学ぶ「基礎編」を開催してきた。その後2021年3月から「応用編」として、各回様々なテーマを取り上げて、バイオエコノミーに関連する活動について、国内外の動向について詳しい方々をお招きし、関係者間でバイオエコノミーの現状に関する情報共有や議論を目的とした勉強会を開催している。こうした活動を通じて、日本にとってのバイオエコノミーの意義、強み、課題の検討につなげていきたい。

バイオエコノミー勉強会 (招待制/要申し込み)
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第29回バイオエコノミー勉強会(第165回STIG PoPセミナー)
「バイオxアート」
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日時:2025年 3月4日(火)12時~13時30分
会場:Zoomによるオンライン実施

※招待制・チャタムハウスルール

◆スケジュール
●趣旨説明
 松尾 真紀子 東京大学公共政策大学院 特任准教授
●「バイオと芸術が織りなすクラインの壺」
 岩崎 秀雄 早稲田大学 先進理工学部 電気・情報生命工学科 細胞分子ネットワーク研究室
●残りディスカッション
 コメンテーター:吉澤 剛 東京大学 未来ビジョン研究センター 客員研究員

【主催】東京大学科学技術イノベーション政策の科学(STIG)教育・研究ユニット(STIG共進化プロジェクトSciREX共進化実現プログラム第IIIフェーズ「バイオエコノミーを目指したバイオものづくりの推進:政策課題の可視化と制度設計」(研究代表:松尾真紀子)

【共催】Bio-Digital Transformation(バイオ DX)産学共創拠点」(プロジェクトリーダー:山本卓)、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の革新的GX技術創出事業(GteX)「多様な微生物機能の開拓のためのバイオものづくりDBTL技術の開発」(2023-2027年度)(研究代表:本田孝祐)、 科研費基盤A「食農環境分野へのゲノム編集等先端技術応用をめぐる選択と熟議に関する研究」(代表:立川雅司)


登壇者のご紹介:

岩崎 秀雄    早稲田大学 先進理工学部 電気・情報生命工学科 細胞分子ネットワーク研究室 教授
生命科学・生命美学研究者,美術作家。1971年生。生命美学プラットフォームmetaPhorest主宰,早稲田大学理工学術院教授。科学および芸術の一筋縄ではいかない界面・関係性に興味を持ち,生命をめぐる科学・思想・芸術に関わる表現・研究のプラットフォームmetaPhorestを2007年より運営。「生命美学」のコンセプトを掲げ、国内外で作品制作・研究発表を行うとともに,生物時計や形態形成に関する研究を行ってきた。「細胞を創る」研究会の創設にも従事,2016年度会長。主著に『<生命>とは何だろうか:表現する生物学,思考する芸術』(講談社,2013年)。文部科学大臣表彰若手科学者賞,時間生物学会奨励賞,ゲノム微生物学会奨励賞,文化庁メディア芸術祭賞など受賞。
https://hideo-iwasaki.com
吉澤 剛     東京大学 未来ビジョン研究センター 客員研究員
英国サセックス大学科学政策研究所(SPRU)でStrategic Intelligenceをテーマにした博士論文により科学技術政策の博士号を取得。その後、東京大学公共政策大学院ではテクノロジーアセスメント、大阪大学大学院医学系研究科ではELSIやRRIをテーマに科学技術と社会・政策の交錯領域における未来志向の研究実践に幅広く携わってきている。NPOや市民社会組織との関わりも深い。
松尾 真紀子   東京大学 公共政策大学院・未来ビジョン研究センター 特任准教授
2020年4月1日より現職。現在、科学技術イノベーション政策における「政策のための科学」教育・研究ユニット(STIG:Science, Technology, and Innovation Governanceプロジェクト)で、国際政治・公共政策学・リスク研究等多様な観点から科学技術と社会の交錯領域(食品安全、バイオエコノミー、国際保健等)におけるガバナンスやELSIにかかわる研究に従事。履歴・業績:https://researchmap.jp/makiko_matsuo