趣旨:
STIのガバナンスの強化において、STI政策に有用なツール・アプローチとしてのStrategic intelligence(フォーサイト、ホライゾンスキャニング、テクノロジーアセスメント等)の機能を政策プロセスに制度化し機能させるために、関係するアクター全体で検討することが求められています。
そこで本勉強会では、国内外の動向について詳しい方々をお招きし、関係者間で当該課題に関する情報を共有することで、日本にとってのStrategic intelligenceの意義、強み、課題の検討につなげていきます。
日時:2024年10月29日(火)17時~18時半
場所:東京大学 本郷キャンパス 国際学術総合研究棟12階 演習室Dおよびオンライン
スケジュール:
ご挨拶 城山英明
趣旨説明・講師紹介 松尾 真紀子
話題提供 Dr. Michel Keenan 経済協力開発機構(OECD)科学技術イノベーション局上級アナリスト
“Implementing transformative STI policies: Presentation of the OECD Transformative Agenda and STI Outlook 2025”
残りディスカッション
登壇者のご紹介:
Michel Keenan 経済協力開発機構(OECD)科学技術イノベーション局上級アナリスト Michael Keenan (PhD) is a Senior Policy Analyst in the OECD’s Directorate for Science, Technology and Industry. He has worked in the science and innovation policy field for more than two decades and leads work on the OECD’s biennial STI Outlook and the EC-OECD STIP Compass. He also leads the OECD’s S&T Policy 2025 project and its development of the OECD Agenda for Transformative STI Policies. He has previously worked on several OECD country reviews of innovation policy, including those of Sweden, Korea, Netherlands, Mexico, Russia, and SE Asia. Before joining the OECD in 2007, Michael was a tenured researcher at the University of Manchester. |
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城山 英明 東京大学 公共政策大学院 教授 東京大学法学部卒、同助手、東京大学大学院法学政治学研究科講師、助教授を経て、東京大学大学院法学政治学研究科教授(公共政策大学院教授を兼務)。専門は、行政学、国際行政論、科学技術と公共政策。主要業績に、「国際行政の構造」、「中央省庁の政策形成過程」、「法の再構築Ⅲ科学技術の発展と法」、「国際援助行政」、「科学技術ガバナンス」、「政治空間の変容と政策革新①政策革新の理論」等がある。 |
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松尾 真紀子 東京大学 公共政策大学院・未来ビジョン研究センター 特任准教授 2020年4月1日より現職。現在、科学技術イノベーション政策における「政策のための科学」教育・研究ユニット(STIG:Science, Technology, and Innovation Governanceプロジェクト)で、国際政治・公共政策学・リスク研究等多様な観点から科学技術と社会の交錯領域(食品安全、バイオエコノミー、国際保健等)におけるガバナンスやELSIにかかわる研究に従事。履歴・業績:https://researchmap.jp/makiko_matsuo |