ポリシープラットフォームセミナー
07.18.2014

【開催報告】第25回PoPセミナー/経済産業省 現役若手官僚特別講演


第25回Policy Platform Seminar
経済産業省 現役若手官僚特別講演
「イノベーションを後押しする政策の現場 ~官僚にできることはあるのか?~」開催報告

【日時】2014年7月18日(金)17:30~19:00
【会場】東京大学本郷キャンパス
経済学研究科学術交流棟・小島ホール 2階 コンファレンスルーム
【講演者】
製造産業局 素形材産業室 室長補佐 木村 隼斗氏
3Dプリンタが生み出す新しいものづくり(「新ものづくり研究会」での議論を中心に)」
産業技術環境局 大学連携推進課 課長補佐 田附 千絵子氏
経済産業省の科学技術政策~技術と人材の流動化を目指して~」
【対象】本学学生
【開催報告】
第25回PoPセミナーは、経済産業省現役若手官僚特別講演として、「イノベーションを後押しする政策の現場~官僚にできることはあるのか?~」を、2014年7月18日に経済学研究科学術交流棟にて開催しました。
製造産業局素形材産業室の木村隼斗課長補佐からは「3Dプリンタが生み出す新しいものづくり」として、3Dプリンタの技術と政策動向についてお話いただきました。3Dプリンタは、切削加工、塑性加工に続く、第三のものづくりの方法論としての付加製造を実現することで、大きな変革をもたらしうる技術であり、付加価値を高めるまたは裾野を広げる政策の可能性を指摘されました。DSC05428使用

大学連携推進室の田附千恵子課長補佐からは「経済産業省の科学技術政策~技術と人材の流動化を目指して~」として、科学技術イノベーションの課題と政策について、特に人材の観点からお話をいただきました。具体的には、ドイツのフラウンフォーファー協会の事例、米国のDARPAの事例、オープンイノベーションの強化、大学発ベンチャー支援、クロスアポイントメント制度などについてお話をいただきました。
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質疑応答では、3Dプリンタで製造された部品の強度やPL法との関係や、人材関係の各施策の実行における日本での課題など、学生からさまざまな質問が出され、活発な議論が行われました。また終了後は懇談会を開催し、各補佐と学生の間でインフォーマルな議論が行われました。

PoPセミナーでは、政策形成やR&Dの「現場感覚」を学生と共有する場を引き続きオーガナイズしていく予定ですので学生のみなさんの積極的な参加を期待しています。

【問い合わせ先】
 科学技術イノベーション政策の科学(STIG)事務局
 STIG@pp.u-tokyo.ac.jp

※科学技術イノベーション政策の科学教育プログラムでは、産・官・学をつなぐプラットフォーム構築の場として、Policy Platform Seminar(PoPセミナー)を開催しています。