International Symposium
08.25.2020

【9月9日】第96回STIG PoPオンラインセミナー「オープンサイエンスの出自とその方向性」


【開催報告】本セミナーでは、オープンサイエンスの起源と今後の展開について議論を行った。オープンサイエンスの起源については、科学、学術出版、政府、市民科学におけるデジタル化・インターネット化の流れとその事例が紹介された。そして、オープンサイエンス時代における新たな研究スタイルとして研究のあらゆる段階においてデータを公開・共有する取り組みが解説され、エラーの早期発見、学際的研究の推進などのメリットだけでなくデータの標準化や維持コストなど課題の指摘もなされた。そして、Persistent Identifier(PID)やPreprintサーバなどのデジタルインフラストラクチャや、1000Primeなどの新たな評価システムが紹介された。これらの潮流を踏まえ、研究者、政府、出版社などのステークホルダのニーズと今後の役割や、そのガバナンスに関する議論を行った。(東京大学工学系研究科技術経営戦略学 木見田康治特任講師)

◆日 時:2020年 9月9日(水)16:30-18:00
◆場 所:Zoomによるオンラインセミナー(事前登録者のメールアドレスへ前日までにZoom URLを送ります)
◆お申込:事前の登録が必要です。こちらのフォーム からお申込み下さい。(※登録フォームがうまく開けない場合はメールにてSTIG@pp.u-tokyo.ac.jp宛てにお名前とご所属をご記入の上、お申込みください)

【概要】
昨今、オープンサイエンスということが盛んに言われるようになってきた。オープンサイエンスとは何なのか、これまでの科学(サイエンス)と違うか。ここではオープンサイエンスの起源から考え始めることで、オープンサイエンスに求められていることを考察する。オープンサイエンスは主に4つの異なる出自がある。これらはともにインターネットの発展に伴って生じたものであるが、異なるコミュニティから来たものである。現在はそれが融合して一つの言葉でカバーされるようになっているが、その出自からくる特徴を理解する必要がある。その上でオープンサイエンス時代における研究者のとるべき行動を議論する。研究者にとって直近の課題はデータの公開である。データ公開の意味と役割について説明する。

【講師】武田 英明 先生
国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系教授
総合研究大学院大学複合科学研究科情報学専攻教授兼任。
http://www-kasm.nii.ac.jp/~takeda/index-j.html
(略歴)1991年東京大学工学系研究科修了。工学博士。ノルウェー工科大学、奈良先端科学技術大学院大学を経て、2006年より現職。2005年〜2008年東京大学寄附講座教授、2006年〜2010年国立情報学研究所学術コンテンツサービス研究開発センター長。専門はWeb情報学、人工知能、設計学。


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お問い合わせ:
東京大学 科学技術イノベーション政策における「政策のための科学」教育・研究ユニット
STIG事務局(STIG@pp.u-tokyo.ac.jp)