ポリシープラットフォームセミナー
08.28.2017

【9月14日】第59回STIG PoPセミナー:最近の米国における医療政策の動向


【開催報告】米国の医療が抱える問題とその解決法について活発な議論を行いました。米国では、医療費が高騰し続ける反面、国民の健康は改善されていません。オバマ政権によるAffordable Care Act (2010) の効果も疑問視されています。最近では、医療費を抑え、かつ医療の質を上げるため、医療のボリュームではなく、バリューに焦点を充てた政策へ転換しつつあります。具体的には、Merit-based Incentive Payment System(MIPS)やValue-based purchasing (VBP)など、結果が出ない医療には医療費を払わないという政策が多いようです。ただし、それらの効果はまだ不明で、今後も活発な議論がなされると予想されています。(加藤良太朗/板橋中央総合病院副院長・東京大学STIG教育プログラム客員研究員)


■日時:2017年 9月14日(木)16:00~17:30
■場所:東京大学本郷キャンパス 国際学術総合研究棟12F 演習室A (1213A)

■講演者:

米国ワシントン大学医学部内科メルビン・ブランチャード先生
MELVIN S. BLANCHARD, M.D. F.A.C.P.
米国ワシントン大学医学部内科トーマス・チセルスキー先生
Thomas Ciesielski, MD

■演題:「最近の米国における医療政策の動向について」


医療費が高騰し続ける一方、国民の健康状態は改善していない米国。医療保険を持たない患者が多いことが原因の一つであると考えられ、オバマケアによって国民皆保険がほぼ実現したかのように見えました。ところが、今年の政権交代によって米国の医療政策は再度大きく変わろうとしています。今回は、激変する医療環境のなかで、米国の病院はどのような取り組みをしているのかについてお話し頂きます。


■言語:英語
■要事前参加申込:お申し込みは<こちら>から

※登録フォームが開けない方は、メールにて、STIG☆pp.u-tokyo.ac.jp(☆→@に置き換え)まで所属・お名前をお知らせください。

定員:40名(定員に達した場合、お申込をお断りする場合があるのでお早めにご登録下さい)
主催:東京大学 科学技術イノベーション政策の科学(STIG)教育・研究ユニット

 

問い合わせ先:STIG教育プログラム事務局
STIG@pp.u-tokyo.ac.jp
※科学技術イノベーション政策の科学教育プログラムでは、産・官・学をつなぐプラットフォーム構築の場として、Policy Platform Seminar(PoPセミナー)を開催しています。