【概要】
先進技術の発展は、社会への恩恵が期待されている一方で、人の健康や環境に関わる未知のリスクや不確実性も存在しています。このため、先進技術が社会に受容される過程において、その影響を「適切」に評価することが重要となります。こうした活動はテクノロジーアセスメント(TA)と呼ばれ、欧米ではTAを行う専門機関が存在し、国や民間組織の意思決定に貢献しています。本シンポジウムでは、特にロボット・AI技術分野のTAについて、オランダ・ラテナウ研究所のDr. ir. Rinie van Estをお招きし、欧州におけるロボットなどの先端技術に関するTAの最新の知見を講演いただくとともに、日本を含めたAI・ロボットのテクノロジーアセスメント及びリスクアセスメントの枠組みと体制、テクノロジーアセスメントと大学などにおける研究開発の連携のあり方について議論を深めます。
日時:平成29年3月15日(水) 13:00〜16:30(開場12:40予定)
会場:東京大学 弥生講堂アネックス セイホクギャラリー
参加申込:無料・要事前登録(参加お申し込みはこちらから)
※登録フォームが開けない方は、所属、お名前を明記のうえSTIG☆pp.u-tokyo.ac.jp(☆を@に置き換え)までメールでお申込みください。
使用言語:英語・日本語(日英同時通訳あり)
主催:東京大学科学技術イノベーション政策の科学(STIG)教育・研究ユニット
【プログラム】(予定)
13:00 イントロダクション 城山英明(東京大学公共政策大学院・教授)
13:05-14:00 基調講演・質疑応答
「The human-friendly robot society」
Dr. ir. Rinie van Est(ラテナウ研究所)
14:00-14:30
「日本におけるリアルタイムテクノロジーアセスメントの試み」
吉澤剛(大阪大学大学院医学系研究科・准教授)
14:30-14:45
「総務省のAIネットワーク推進会議におけるリスク・影響評価の試み」
城山英明(東京大学公共政策大学院・教授)
14:45-14:55
「東京大学次世代人工知能科学研究センターの紹介」
國吉 康夫(東京大学大学院情報理工学系研究科・教授)
-休憩-
15:10-16:30
パネルディスカッション
パネリスト:
Dr. ir. Rinie van Est(ラテナウ研究所)
吉澤剛(大阪大学大学院医学系研究科・准教授)
森純一郎(東京大学政策ビジョン研究センター・准教授)
江間有沙(東京大学総合文化研究科・教養学部附属教養教育高度化機構・特任講師) 他
モデレータ:城山英明
問い合わせ先
東京大学科学技術イノベーション政策の科学(STIG)事務局
STIG☆pp.u-tokyo.ac.jp(☆を@に置き換えてください)