ニュース
10/30
2015

【開催報告】STIG2015国際シンポジウム:行動科学の知見を活用した政策とビジネス


STIG 2015 科学技術イノベーション政策の科学国際シンポジウム
行動科学の知見を活用した政策とビジネス-エネルギーを節約し、健康を増進する-
Using behavioral science insights to design innovative public policy and business; saving energy, promoting health

日時:2015年11月25日(水)13:00-16:00
会場:東京大学弥生講堂アネックス セイホクギャラリー
言語:日本語・英語(日英同時通訳あり)
主催:東京大学科学技術イノベーション政策の科学(STIG)教育・研究ユニット

[開催報告]※講演録および資料は、後日STIGウェブサイトにて公開いたします。
基調講演者にオーパワージャパン株式会社のケン・ヘイグ氏とHEC Paris経営大学院のアルベルト・アルマンノ氏を迎え,行動科学の知見を用いた行動変容(ナッジ)を公共政策やビジネスにどのように活用できるか,というテーマでシンポジウムを開催した。

ケン・ヘイグ氏

ケン・ヘイグ氏


アルベルト・アルマンノ氏

アルベルト・アルマンノ氏


ヘイグ氏には,ビジネスの観点から,省エネ分野においてナッジを活用したビジネスの実績と展望について講演していただき,アルマンノ氏には,政策の観点から,ナッジについての解説と歴史的な展開,公共政策における活用の可能性,そして指摘されている問題点について講演していただいた。休憩を挟んで,電力中央研究所の西尾健一郎氏から,集合住宅やオフィスにおいて情報提供を通じて節電行動を促す方法を検証した事例を紹介してもらった。
東京大学公共政策大学院の大西昭郎氏からは,ヘルスケア分野において,ビッグデータと行動科学を結びつけて,行動変容を促す可能性が示された。逆に,データ提示だけでは不十分である点も指摘された。東京大学大学院学際情報学府の的場大輔氏からは,GCL(ソーシャルICTグローバル・クリエイティブリーダー育成プログラム)内で実施されている,健康な食習慣をナッジにより促進するためのプロジェクトの紹介が行われた。
最後に,元ホワイトハウスのアンドレイ・グリーナウォルト氏からはオバマ政権におけるナッジの活用例が紹介された。最後に講演者全員に対して会場から質疑応答が行われ,多数の質問が寄せられた。
PANEL (1024x683)
※参考URL:東京大学政策ビジョン研究センターコラム「公共政策に行動科学の知見を使え!ナッジ誕生の地で大統領令が公布
東京大学 政策ビジョン研究センター/公共政策大学院 特任教授 岸本 充生

[プログラム](講演者、内容は変更になる場合があります)
13:00-13:05 開会挨拶 城山英明(東京大学公共政策大学院・院長)
13:05-13:45 [基調講演1]
“エネルギー需要管理における「ナッジ」の適用性:行動変容による省エネ・デマンドレスポンス”
ケン・ヘイグ(オーパワージャパン株式会社,渉外部 ディレクター)
13:45-14:25 [基調講演2]
“革新的な政策をデザインするために行動科学の知見を利用する”
アルベルト・アルマンノ(HEC Paris(経営大学院)法学教授)
-休憩-
14:35-15:00 ”ナッジ的アプローチは省エネルギー促進に有効か?”
西尾健一郎(電力中央研究所社会経済研究所主任研究員)
15:00-15:15 “ヘルスケア分野における技術革新とナッジは相乗効果を生み出すか?”
大西昭郎(東京大学公共政策大学院特任教授)
15:15-15:25 “東京大学ナッジユニット:健康な食習慣のためのGCLプロジェクト”
的場大輔(東京大学大学院学際情報学府)
15:25-15:35 “オバマ政権におけるナッジ”
アンドレイ・グリーナウォルト(Temple University)
15:35-16:00 ディスカッション
司会進行:岸本 充生(東京大学 政策ビジョン研究センター/公共政策大学院 特任教授)

[お問合せ先]
東京大学科学技術イノベーション政策の科学(STIG)事務局
STIG@pp.u-tokyo.ac.jp