11.22.2022

【開催報告】第125回STIG PoPセミナー「危機の今こそ、人的資源への投資が必要」


10月21日、世界銀行マムタ・ムルティ副総裁(人間開発担当)が「危機の今こそ、人的資源への投資が大切」と題して、東京大学公共政策大学院にて講演を行いました(主催:STIG、共催:IFI / 世銀東京事務所)。新型コロナウィルスによる長期の学校閉鎖は人的資本を大いに損ねるとともに、労働市場の悪化を招きました。こうした状況下で認知活性化プログラムや若者の就職プログラムは短期的に大きな意義を持ってきました。またより長期的には、さらなるショックに備えたよりレジリエントな社会を作るために、新技術の用い方が重要になります。すなわち、新型コロナウィルス蔓延のような不測の事態が生じたときに、社会がどのように新技術を用いてしなやかに反応できるか、この点に議論の焦点を当てることが本質的な重要性を帯びます。こうした点に関してマムタ副総裁は世界銀行の取り組みを紹介し、参加者との間で活発な質疑がなされました。