01.31.2022

[開催報告] 国際シンポジウム「月面と地球・月軌道間活動の未来」:商業、ガバナンス、安全保障への課題


【開催報告】
On 28 December 2021, during a meeting of the Strategic Headquarters for Space Development, Prime Minister Fumio Kishida announced the plan to send Japanese astronauts to the Moon by the end of the 2020s and renewed the commitment of the Government of Japan’s to the US-led Artemis program, putting an emphasis on public-private cooperation. Based on this context, the Science, Technology and Innovation Governance (STIG) program of The University of Tokyo held an international symposium of the future of lunar and cislunar activities on 21 December 2022. This symposium was co-hosted by STIG and the Institute for Future Initiatives (IFI) as a part of the joint research project between IFI and the Mitsubishi Research Institute (MRI) on space and cyberspace risk governance. In this symposium, leading national and international experts shared Japan’s future lunar programs as a baseline for discussion, and then exchanged their views and perspectives under the themes on new governance challenges in the lunar and cislunar domains, lunar and cislunar security, and commercial contributions to future Japanese lunar missions.

【概要】
2021年12月28日、岸田文雄首相は宇宙開発戦略本部会議において、2020年代末までに日本人の宇宙飛行士を月面に送る計画を発表し、米国主導のアルテミス計画に対する日本政府の関与を再確認し、官民連携に重点を置くことを強調しました。このような背景を踏まえ、東京大学科学技術イノベーション政策の科学(STIG)教育・研究プログラムでは、国内外の第一線の専門家を招いて、商業、ガバナンス、安全保障の課題に関するセッションを含む、月面と地球・月軌道間活動の未来に関する国際シンポジウムを開催します。

日時
2022年 2月21日(月)日本時間13:30~17:45 (開場13時)

会場
Zoomウェビナーによるオンライン実施
*当シンポジウムは東京大学本郷キャンパス伊藤謝恩ホールにてハイブリッド配信の形式で実施しますが、新型コロナウイルスの感染状況により完全にオンラインで実施する可能性もあります。

言語
英語(日本語の同時通訳あり)

共催
東京大学未来ビジョン研究センター
東京大学科学技術イノベーション政策の科学(STIG)教育・研究プログラム

参加申し込み
下記の参加登録フォームからお申込みください:
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_yfYDo1iTSLyO38dA-wyFzA
(登録フォームが開かない場合は、お名前・ご所属を記入した上で、STIG@pp.u-tokyo.ac.jpまでお申込みください。

プログラム (* はオンライン登壇者)
総合司会:カンタン・ヴェルスピレン 東京大学

[13:30-13:40] 開会の挨拶:城山英明 東京大学

[13:40-14:10] オープニング基調講演-日本の月への挑戦: 佐々木宏 宇宙航空研究開発機構(JAXA)理事兼有人宇宙技術部門長

[14:10-15:10] テーマ1: 月面と地・月軌道間分野における新しいガバナンスの課題
基調講演- アルテミス計画: *Garvey McIntosh アメリカ航空宇宙局(NASA)、米国
パネルディスカッション:モデレーター カンタン・ヴェルスピレン 東京大学

*Garvey McIntosh アメリカ航空宇宙局、米国

*高屋友里 東京大学

*Alice Gorman フリンダース大学

*John C. Mankins 副理事長、ムーンビレッジアソシエーション

(休憩 20分)

[15:30-16:30] テーマ2: 月面と月軌道間の安全保障
基調講演: *Rajeswari Pillai Rajagopalan オブザーバーリサーチ財団(ORF)、インド
パネルディスカッション:モデレーター カンタン・ヴェルスピレン 東京大学

*Rajeswari Pillai Rajagopalan オブザーバーリサーチ財団

●鈴木一人 東京大学

*Theresa Hitchens ブレーキングディフェンス記者

[16:30-17:30] テーマ3:未来の日本の月面ミッションへの商業の貢献
パネルディスカッション:モデレーター 菊地耕一 JAXA/東京大学

●船木一幸 宇宙探査イノベーションハブ長/JAXA

●岡田光信 株式会社アストロスケールCEO

●福代孝良 株式会社アークエッジ・スペースCEO

[17:30-17:45] 閉会の挨拶:  カンタン・ヴェルスピレン 東京大学


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問い合わせ先:
東京大学
科学技術イノベーション政策の科学(STIG)教育・研究プログラム
STIG@pp.u-tokyo.ac.jp