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科目名 | 56. | 事例研究(現代行政I) 開設研究科:公共政策学教育部 科目番号:5140041 |
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担当教員 | 前田 健太郎 | |
配当学期 /時間 |
A1A2 /金2限[10:25-12:10] |
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使用言語 | 日本語 | |
単位数 | 2単位 | |
教室 | 授業の実施形態(教室の場合は教室名、オンラインの場合はURL)については、UTASまたはUTOLから科目ごとに確認してください。 | |
解説 | 近年、人新世(アントロポセン)という言葉に注目が集まっている。それは、地球の環境や生態系に対して、人間の活動が大きな影響を及ぼすようになった時代を意味する概念である。その始まりについては諸説あるが、いずれにせよ、この概念を通じて、気候変動をはじめとする様々な環境問題が、近代社会の直接的な帰結として把握されることとなった。 それでは、この人新世という概念は、今日の政治と行政について考える上で、いかなる意味を持っているのだろうか。単に、「気候変動対策」や「環境行政」という言葉を用いる場合と、何が違うのだろうか。この課題に対して、行政学は十分に向き合ってきたとは言えない。 そこで、この授業では、人新世に関連する重要な文献をいくつか読み、それらの知見が現代の行政活動に対して有する意義について考えたい。 |