分野別研究科目 選択科目
科目名 | 50. | 事例研究(人工知能と社会) 開設研究科:公共政策学教育部 科目番号:5140078 |
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科学技術政策研究:政治学系(人工知能と社会) 開設研究科:公共政策学 博士課程 科目番号:5171112 |
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GCL情報理工学特別講義 III (人工知能が浸透する社会について考える) 開設研究科:情報理工学系研究科 科目番号:4890-1047 |
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現代科学技術概論 III 開設研究科:総合文化研究科 科目番号:31M300-0091S |
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文化・人間情報学特論 XXII 開設研究科:情報学環・学際情報学府 科目番号:4917520 |
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担当教員 | 江間 有沙 城山 英明 國吉 康夫 |
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配当学期 /時間 |
S1S2 /火2限[10:25~12:10] |
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使用言語 | 日本語 | |
単位数 | 2単位 | |
教室 | 授業の実施形態(教室の場合は教室名、オンラインの場合はURL)については、UTASまたはUTOLから科目ごとに確認してください。 | |
解説 | 近年、人工知能(AI)、特に生成AIの応用が進む分野として、創作・デザイン・教育・医療・ビジネス戦略・公共サービスなどが挙げられ、私たちの生活や働き方に大きな変化をもたらしています。その一方で、AI技術の開発や利活用に関する倫理的・法的・社会的影響(Ethical, Legal and Social Implications)についての議論が国内外で活発に行われており、法的枠組みの整備も進んでいます。こうした議論には、技術のみならず、倫理・法・社会科学の視点が不可欠であり、技術者だけでなく、政策関係者や実務家、人文・社会科学の研究者もAIに関する知見を持つことが求められます。 本授業では、「技術が社会に与える影響を受け入れるのではなく、どのような社会を目指し、そのために技術や人は何ができるのか」という視点から、AIと社会の論点を考察します。特に、多様なステークホルダーとの対話を重視し、倫理的・法的・社会的な課題を多角的に検討します。 本授業を通じて、受講者はAIの社会的影響についての理解を深めるとともに、異なる立場の人々と建設的に対話し、意見を交換する能力を養うことが期待されます。また、国際的な議論やステークホルダーとの対話に主体的に参加する姿勢が求められます。授業では、国際機関や国内のマルチステークホルダーによるAIと社会の議論を参照し、実際の事例をもとに議論を深めると同時に、異分野の知見を取り入れた対話を通じて、AIが社会に与える影響を多面的に理解することを目指します。最終的には、特定のテーマに関するグループワークを行い、AIを開発・利用する組織が直面する課題やその解決策について考察し、最終レポートとしてまとめます。 なお、本授業は総合文化研究科、情報学環、情報理工学系研究科、公共政策大学院の合併授業です。 |